ホワイトソックスは金曜日のジャイアンツとのシリーズ開幕戦で、わずか一つのイニングで試合の主導権を握った。
序盤3イニングは無安打に抑えられていたが、4回に打線が爆発。この回は2023年5月7日のレッズ戦で記録した11得点以来となる、チーム最多得点イニングとなった。サム・アントナッチと村上宗隆が連続で死球を受け出塁し、さらにコルソン・モンゴメリーの内野安打で無死満塁の好機を作ると、チェイス・メイドロスが押し出し四球を選び先制点を奪った。続くアンドリュー・ベニンテンディが長打で走者一掃とはならなかったものの、二塁打で2点を追加しスコアは3-0に。ここから一気に試合の流れが傾いた。
さらにエドガー・ケロが併殺崩れの間に1点を加え、デレク・ヒルの適時打でリードは5点に広がった。
崩れ始めたジャイアンツは、1年目のトニー・ビテロ監督がライアン・ボルッキを投入。ボルッキは春季キャンプでホワイトソックスとマイナー契約を結びながらも、その後リリースされていた投手だった。しかしその救援登板でも流れは止まらず、“人間磁石”サム・アントナッチにこの回2つ目となる死球を与え、球場はどよめいた。
そして試合を決定づけたのが村上宗隆だった。村上は満塁の場面で走者一掃となる3点適時二塁打を放ち、一気に試合を決定づけた。続くミゲル・バルガスも適時打で続き、この回は合計9得点。ホワイトソックスは一挙に試合を“タッチダウン+セーフティ”級の大差へと広げた。
マウンドではデイビス・マーティンが4回まで危なげない投球を見せたが、5回に乱れ始める。四球とタイムリーが絡み3失点を許したものの、その後は大きな反撃を許さなかった。マーティンは6回途中で降板し、最終的に5.2回を投げて被安打6、4失点、2四球、7奪三振の内容。以降はブルペンが試合を締めた。
この勝利でホワイトソックスは26勝24敗とし、再び貯金2に復帰。連勝を7に伸ばしたガーディアンズとの差は3.5ゲームとなり、ア・リーグ中地区では2位、ワイルドカード争いでも単独2位の位置を維持している。
得点経過
4回表(ホワイトソックス 9-0 ジャイアンツ)
ホワイトソックスが4回に一挙9得点の猛攻。
- メイドロスが押し出し四球を選び、1-0と先制
- ベニンテンディがセンターへ2点二塁打(今季8本目)で3-0
- ケロの内野ゴロ間にメイドロスが生還し4-0
- ヒルの適時打でベニンテンディが還り5-0
- 村上宗隆が走者一掃の二塁打(今季3本目)を放ち8-0
- さらにバルガスのゴロと失策の間に村上が生還し9-0
5回裏(ホワイトソックス 9-3 ジャイアンツ)
ジャイアンツが反撃。
- アダメスのゴロ間にロドリゲスが生還し9-1
- アラエスの適時打でギルバートが生還し9-2
- シュミットのゴロ間にアダメスが生還し9-3
6回裏(ホワイトソックス 9-4 ジャイアンツ)
ロドリゲスのゴロ間にチャップマンが生還し9-4
主な選手成績
村上宗隆:3打数1安打(二塁打1・今季3号)、3打点、四球、死球、2得点、2三振
村上は走者一掃の二塁打で試合を一気に決定づけ、大量リードを確実なものとした。さらにこのイニングの口火を切る死球でも出塁しており、まさに“とにかく出塁する男”ぶりを発揮した。
アンドリュー・ベニンテンディ:5打数1安打(二塁打1・今季8号)、2打点、1得点
ベニンテンディは4回に試合を動かす2点二塁打を放ち、先制点を大きく押し上げた。アントナッチから受けたヘルメットの“テープ処理”も好調の一因となっているようだ。
デイビス・マーティン:5.2回、被安打6、失点4(自責4)、与四球2、奪三振7
マーティンは序盤から中盤にかけては安定した投球を見せ、今季ここまでの良い状態を維持しているような内容だった。終盤にかけて制球が乱れ4失点を喫したが、それでも6回途中まで試合を作る粘りの投球を見せた。
次戦予定
ホワイトソックスの右腕エリック・フェデ(0勝4敗、防御率4.30)が、土曜日のデーゲームで先発する。対するは古巣相手となる右腕アドリアン・ハウザー(2勝4敗、防御率5.25)。試合開始は日本時間翌24日(日)午前5時05分、サンフランシスコで行われる。
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写真提供:John Hefti / Imagn Images

